枯れ果てたいくらい。
13/23
読書設定
目次
前へ
/
480ページ
次へ
陽香は目を凝らして左も右もすぐそばの交差点を渡る人並みも見回したが、男の姿はまるで霧のようにかき消えてしまっていた。 「ちょっと……困るってばぁ……」 ビニール袋を握り締め、陽香は眉尻を下げて泣きそうな声で呟いた。 その声は、雨のせいでいつもより暗いアスファルトにぽつんと跳ね、消えていった。 .
/
480ページ
最初のコメントを投稿しよう!
10943人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
102,778(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!