不幸な日常

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「ほらー席につけー」 先生が入ってきた 「また後でね聖羅」 「おう」 言葉を交わして明は自分の席に戻っていった さて…寝るか ―――――――――――――― キーンコーンカーンコーン 四時間目の終わりを告げるチャイムがなった 先生が出て行くといきなり教室がざわつき始めた 「今日どうする?」 「俺弁当だわ」 なんて感じだ ちなみに俺はいつも昼休みは完璧に昼寝費やしている 席を立ち、教室を出て行く 階段を上ったさきの鍵が閉まってる戸を外して屋上へと出る しっかりと戸を戻して…と 「相変わらずいい天気だよなぁ…」 真っ青な空を見上げ呟いた 「だよねぇ…」 …誰だ? 基本的にこの時間は俺しかいないはずだけど… 「やっぱり来たね聖羅」 入口の影から顔を出したのは明だった 「なんだ明か…」 「あ!何そのがっかりしたみたいな感じ!」 少しほっぺを膨らましこちらを睨んでくる
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