第3章

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「悪いことをしたら『ごめんなさい』だろ?」 あれ? 小さい時、誰かに同じことを言われたような……うーん、誰だっけ? 小さい時、常に傍にいたのは、天貴と朱雀、風音姉、彩輝、慧斗に紅蓮だったか? 『刹那?』 やべっ! 太陰のこと、忘れてた。紅蓮、ありがとう。 太陰を任せれるのは……慧斗か?あっ、筆架叉。 「筆架叉、ありがとう」 俺は筆架叉を拾い、慧斗に返した。 『あぁ』 慧斗が筆架叉を受け取り、腰に戻すのを確認してから、そっと耳打ちする。 「慧斗頼みがある。太陰を慰めてくれないか?」
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