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「だーかーらー、もっくんが悪いんだ、って言ってるんだ!」
「俺のどこが悪いんだ、昌浩」
「へぇ、君、もっくんって言うんだ」
やっぱりかわいいっ!
「あのー、本当に、もっくんが見えるの?」
小柄な、狩衣をきて髪をうなじの辺りで結っている、昌浩と呼ばれた少年がたずねる。しかし、俺には意味がわからない。
「うん。見えるよ」
「誰だ。何故俺が見える?」
「え?」
「おい、刹那!!俺達を無視するなんていい度胸だな!?」
あ……忘れてた……
「誰!?」
この子、星雲と天華の声が聞こえるのか!?
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