0人が本棚に入れています
本棚に追加
/17ページ
日本という小さな島国の、さらに小さなとある街。
舞台の名を、岩見沢。
悪く言えば田舎、よく言えば自然。
どこにでもあるごく普通なこの街には、反して奇怪な噂があった。
「なあ、知ってるか?」
「……何を?」
「この街に流れる、中学生が考えそうな噂だよ」
「ああ、紅い月ってやつか」
「どんなもんだよって感じだよなー、いつの時代だよ」
「なんか、痛々しいよな」
果たして、その噂の正体は。
先ずは、この物語の主役から、紹介しよう。
最初のコメントを投稿しよう!