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さて、時は流れて夜。
あの後も結局いつもと変わらぬ帰り道、先に青空と別れて二人の帰り道。
夏輝と二人で帰るのも、そろそろ10年くらいかな……、等と考えたりしている内に帰宅。
夏輝とは家が隣同士な上に、お互いの部屋は窓から行き来できる程度の距離である。
食事と風呂を済ませ、部屋に戻るとそこには夏輝がいた。
「おいおい、勝手に入ってくるなって何度言ったらわかるんだよ」
「なんて言ってても、鍵はかけない優しさだよね」
「……バレたか」
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