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照れ屋な兎さんSide
珍しく、見ない新しいお客様が来た
名前はリョウさん。
顔は凄いイケメンさん…俺には叶わないぐらい笑顔が可愛くてだけど…毒舌で照れ屋なのかたまに顔を赤くする
この短時間で知ったリョウさんの事。
もっと知りたいって思った
リョウさんは有名事業の会社の海外事業部のエースらしい…
こんな凄い人が何故、こんな店に来たのか…
(こんな店で悪かったなぁー?byオーナー)
すみません…;
リョウさんは仕事帰りにこの店を見つけ引き寄せられ入って来たとゆう…いわゆる、リョウさんは此方の部類かもしれない
「リョウさんは今、恋人は…?」
「恋人?居らんわぁ」
「格好いいのに居ないなんて勿体ないですね」
「あほ、格好よく無いわ//」
あ、また目尻掻いた
リョウさんは恥ずかしくなれば目尻を掻く癖があるみたい
「ふふ、本当の事です」
「もう、その話はええから」
「はい、」
俺はまだ少し笑いながら返事をした
「なぁ、シゲ?疑問やねんけど…」
疑問…?
「何でこの店、客も店員も男ばっかなん?しかもイケメンや可愛い奴等ばっか」
あー…この質問来ちゃったか;
「それはですね…この店、男の子しか愛せない、愛されない子が集まるお店なんです…」
「え…?」
やっぱり驚くよね
「つまり、ホモやバイが集まるお店なんです。まぁ、オーナーの趣味ですけどね、俺もホモです」
「シゲ…」
俺はリョウさんに嫌われたくなかったが本当の事を言った
「たまーに、リョウさんみたいなフラフラとノーマルなお客様もいらっしゃますけどね」
にっこり笑いかけながら言った
「シゲ…俺、ノーマルや…やけど、シゲとはもっと話したいんや」
「え…」
「まだ、ちゃんとした気持ちが分からん…だから通い続けて確かめるな?」
嬉しい…
「はいっ」
俺は嬉しくてにっこり笑った
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