再会

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「悪ィ…どこぞのど阿呆が起こした事故のせいで…遅れっちまちった…ホント…悪ィ…」 余程慌てて来たのであろう。 かなり息を切らしている。 そんな様子を見ていた「紅(ベニ)」と呼ばれた女性は、高い位置でひとつに結ばれた艶やかな髪の毛を揺らし、クルッと背中を向けると… 「ゲフォッッ!!!?」 華麗な回し蹴りが彼の頭部を見事に捕らえ、帰らぬ人に… なりかけた。 .
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