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オプファーと連絡を取り合ってから何時間かしてやっと着いた本拠地。
「・・・やっとか・・はぁー・・・」
ルインは溜め息をつき,身を覆い隠すような白いローブを少し整えただの一軒家にしか見えない,オプファーが言うには[本拠地]に入っていく。
「ルインは大きいですね」
可愛らしい声が聴こえる,下を向くと純白の少女がルインを見上げように立っていた。
「オプファーか?小さいな」
ルインは無表情でオプファーに言うがオプファーは一言で
「ルインが大きいんです」
140㎝のオプファーからしたら180㎝近くあるルインは巨人並みに大きく感じるはずだ。
「ここが本拠地か?ただの家じゃないか?」
ルインが辺りを見渡すと木造建築なのか玄関から床,壁,すべてが木造でつくられていた。
「気にしないで入ってください!!」
顔を赤くするオプファーは純白で伸びきった髪のせいかやけに目立った。
「あぁ・・失礼する。」
靴を綺麗に脱ぎ家に上がり一直線に廊下を歩くとリビングだろうか?
広い部屋に入った。
「あなたがルインね?」
オプファー同様陽気な雰囲気を漂わせる少女。
[アルマ]
金髪のロングヘアーを揺らしながらルインにお辞儀をする。
「お前がアルマか,でお前が」
名前を言おうとした瞬間に
「ナモン,ですよ」
黒いスーツに黒いハット帽子に銀髪が多少はみ出た男性は[ナモン]と言うらしい
ワイングラスを揺らしながら微笑む。
8畳ぐらいのリビングは白一色で染められており
黒スーツを着たナモンが目立つ。
そこでオプファーが口を開く。
「新しいミッションですよ。妖精が出現,至急[殺害]に向かって欲しいのです」
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