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俺の名前は天海漣人
年齢は19
訳あって、今はこの市立病院に入院している……
医者が言うには余命1年と言われた
家族の皆にはこの事を伝えた
初めて家族の泣いた姿を見たと思う
それほど、深刻な問題と言うのは家族の表情を見てると一目で分かる
でも、両親は言った『1年あるんだから、自分の生きたいように生きなさい』と
相変わらず、変わった親だ。でも、こんな親だからこそ元気に生きてきたと思う
親には感謝をしなければならない
こんなワガママ息子を育ててくれてありがとうと
そう言ってる間に看護婦さんが来た
看護婦『あら、漣人くんおはよう』
漣人『おはようございます』
看護婦『今日は気持ちの良い朝みたいね』
漣人『はいf^_^;昨日の雨が嘘のようです』
看護婦『はい、熱測って』
そう言って看護婦さんから毎日見る体温計を渡される
漣人『…………』
脇に挟み、じっと音が鳴るのを待っていた
ピピッピピッ
体温計が鳴った
看護婦『どれどれ?……うん、平熱ね』
漣人『良かった💦』
看護婦『じゃあ、また見回りに来るからね。あっ、そうだ』
漣人『どうしたんですか?』
看護婦『今日からね、漣人君の反対のベッドにね女の子が来るんだって(o^∀^o)』
漣人『あ、そうなんですか💦どんな子なんだろう?』
看護婦『それは見てからのお楽しみよ、じゃあ、また見回りに来るからね。』
漣人『はい』
看護婦さんが部屋から出た後、俺に異様な緊張感が込み上げてきた……
漣人『どんな人なんだろう?カワイイかな💦』
などと言う変な妄想が入ったが俺はいつもどおりの感じで時間を過ごした
2時間後……
看護婦『はい、今日からこの部屋が凪ちゃんの部屋ね😃』
凪『ありがとうございます』
看護婦『え~と反対側に居るのが……』
漣人『天海漣人です💦よろしくねo(^-^)o』
凪『こ、こんにちは』
看護婦『漣人君、凪ちゃんに変な事をしたらダメだよ😒』
漣人『しませんよ💦』
看護婦『じゃあ、仲良くね』
看護婦さんが部屋から出て行き、お互いに黙ったまま時間が経った…………
勇気を振り絞り、声を掛ける……
漣人『あのさ、名前何て言うの?』
凪『…………』
彼女は黙ったまま
漣人『俺の事は漣人で良いからね💦』
凪『…………』
それでも黙ったまま
すると、漣人は彼女がずっと握っているモノを尋ねた
漣人『ねぇ、それさっきからずっと持ってるけど何?』
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