アーサー・ブラック(32)

5/6
前へ
/6ページ
次へ
「ふぅ…。答え終わった」 アーサーは自宅での質問タイムを終わらせ、ホッと一息ついた。 すると、扉が勢いよく開く。 可愛らしい少女が元気に駆け寄ってきた。 「パーパー」 「ん?なんだリリー。」 アーサーはその少女を抱き上げた。 すると後から、 「あなた。夕食にしましょう」 美しい女性がアーサーを呼ぶ。腕にはまだ幼い男の子を抱いている。 「わかった。 じゃぁ夕飯にしよう。リリー」 「うん!」 少女はアーサーに抱かれて満面の笑みで元気にうなずいた。 「ふふ。ハリーは夕食前におねむなのよ」 優しげな女性の腕には安らかな寝息を立てる男の子。 アーサーは戦場に出ながらも、家族と共に幸せを噛みしめているのであった。 、
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加