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あたしは今、とてもヤバい状況にいます
放課後、旧校舎の裏側のここら一画は、ほとんど人が来ない
しかしながら、あたしはこの場で、顔しか知らない女子の先輩やタメの子6人ほどに囲まれてる
「あんたさ~、祐也君とどういう関係?」
しゃべり出した女の顔は笑ってるが、目が鋭くあたしを睨みつける
怖!!!
あたしは、出来るだけ相手の神経を逆撫でしないよう、答える
「幼なじみですが…」
「あんた目障りなのよね。そのブスの顔で祐也君に近づかないでくれる?」
落ち着け、落ち着け自分!!
相手にしても、非力なあたしがかなうわけないから!!
あたしは必死に本心を隠して、声を絞り出す
「分かりました。今後気をつけますね」
その後、女達がなんていってたかは覚えてない
ただ、沢山罵声を浴びたのと、帰っていく女達の顔が随分と晴れやかだったのは覚えてる
あああああ~~~~~、ムシャクシャするっ!!
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