幼なじみ

3/13
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
あたしは今、とてもヤバい状況にいます 放課後、旧校舎の裏側のここら一画は、ほとんど人が来ない しかしながら、あたしはこの場で、顔しか知らない女子の先輩やタメの子6人ほどに囲まれてる 「あんたさ~、祐也君とどういう関係?」 しゃべり出した女の顔は笑ってるが、目が鋭くあたしを睨みつける 怖!!! あたしは、出来るだけ相手の神経を逆撫でしないよう、答える 「幼なじみですが…」 「あんた目障りなのよね。そのブスの顔で祐也君に近づかないでくれる?」 落ち着け、落ち着け自分!! 相手にしても、非力なあたしがかなうわけないから!! あたしは必死に本心を隠して、声を絞り出す 「分かりました。今後気をつけますね」 その後、女達がなんていってたかは覚えてない ただ、沢山罵声を浴びたのと、帰っていく女達の顔が随分と晴れやかだったのは覚えてる あああああ~~~~~、ムシャクシャするっ!! .
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!