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久しぶりの先輩が面白く、あっという間にあたしの家の前に着いた
「あっ、ここ私の家です。送ってくれてありがとうございました」
お辞儀して、顔を上げると、先輩は真剣な顔をして、あたしを見ていた
いつもの先輩じゃないみたい
…なんか怖い
何故かは分からないが、あたしはそう感じていた
「じゃぁ先輩、さようなら………っ!!」
さっさと家に入って、このヤバい空気から逃げようとしたら、先輩はあたしの手首を掴んで、引っ張ってきた
突然の事になすすべもなく、バランスを崩したあたしの体は、先輩の胸におさまった
すぐに離れようとしたが、それよりも先に、先輩が腕をまわしてくる
腕を動かせない…
あたしは今、先輩に後ろから抱きしめられていた
先輩の力は強くて、あたしがもがいても、びくともしなかった
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