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理「よし、じゃあみんなで手分けして探そう。」
理事長の提案で、手分けして探すことにした。
華「勇気~!どこ~?勇気~…」
しかし勇気は見つからない…
つのる不安…
華「勇気、どこ?私を一人にしないで…」
深い夜が、華菜の不安をふくらませ、ついに華菜は泣き出した。
ここに来ちゃったの、私だけなのかな?勇気は私の知ってるあの町にいるの?私だけ…一人ぼっち。勇気、助けてよ!
泣きながらも勇気を探していた華菜は、その場にうずくまってしまった…
そのとき…
枢「君、どうしたの?」
華「えっ…」
どこからともなく現れた人に声をかけられ驚いた華菜は顔を上げた。
『ドクンッ』
それは本能的なものだったのかもしれない。華菜の心臓が跳ねた。
華「あなたは…」
枢「僕?僕の名は玖蘭枢(くらん かなめ)。君は?」
何?この感じ…この人は一体…
華「わ…たしは、伊藤…華菜です…」
その人は私に優しく微笑み、こう言った。
枢「そう…華菜というんだね。君、この学園の生徒じゃなさそうだね。一体どうしたんだい?」
その人の一言一言が、私の胸に響く…
気づけば私は、その人に膝まづいていた。
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