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枢「・・・君、何をしているのかな?」
華「えっ…」
我にかえってみれば、目の前にいる人に膝まづいているではないか…
華「すっ、すいません!」
慌てて立ち上がると、タイミングがいいのか悪いのか、優姫と零がやってきた。
優「華菜ちゃーん!ってあれ?枢センパイ!どうしてここに…」
枢「やあ、優姫。偶然この子と会ってね。」
優「そうでしたか。えっと、実は華菜ちゃん、歩道橋から落ちたはずなのに、ここに来てしまったらしいんです…それで、もう一人いたみたいなんですけど、見つからなくて…」
枢「それでこんな夜ふけにね…ああ、錐生くんいたんだ。」
零「すいません。空気を薄くしていたんですよ。見られるのが不愉快で。」
どうやら、零と枢は仲が悪いらしい…優姫を取り合っているようにも見えるが…
枢「その人、見つかるといいね。でも、ここに来てしまった以上、この学園に入ることになるんじゃないかな?…とにかく夜更かしはいけないよ。じゃあね…」
そう言って、枢はさって行った。
優「零!枢センパイに失礼でしょ。」
零「・・・」
そうこうしているうちに、理事長がやってきた。
理「君たちー!やっぱり見つからないかい…今日はもう引き上げよう…」
ーその頃ー
枢は歩きながら考えていた。
あの華菜とかいう子…まちがいない。
枢「星煉。」
星「はい…分かっております。我が主…」
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