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「あんなん当たったら・・・」
彼はつぶやくより先に横に転がった。
ポセイドンは大きく彼の体をはずれて近くの岩に深く突き刺さる。
最初に出てきたグンマーに文字どおり八つ裂きにされてしまった木村副長の様には絶対になりたくない。
「ん?最初のグンマー・・・・・そうか!!」
武器がないならひろえばいい
彼とグンマーは走り続けて気がつくと一体目のグンマーを部隊がかりで倒した場所まで来ていた。
完全に鉄の塊になった我が部隊の装甲車
あちらこちらに散らばる“木村副長”
そして何より 和明の撃ったLARK ロケットランチャーが偶然にも当たり
息耐えたグンマーの傍に転がる
“ポセイドンの槍”
それを彼は素早く拾いあげようやく岩からポセイドンを引き抜いたグンマーに構える。
「きやがれっ!! 剣道には自信あんだぜっ!!」
もう少年の様な目をして逃げることしか知らない針夫洋介はそこにいない。
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