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扉を開くと、入って早々マシンガントーク被害に遭う。
先輩なんだけど、無邪気というか一言でいうと天真爛漫を具現化したような人。かな。
名前は如月 美月 (キサラギ ミツキ) 先輩と言って、ミッキー先輩と呼んでいる(俺だけ)。因みに風紀の副委員長で三年生だ。
「如月先輩、風呂借ります」
「ちょっと待ってて。風呂沸いてるか見てくるから!」
革製の高級ソファーに座ると、風呂のある方へ走って行くミッキー先輩を眺める。相変わらず変わらないなぁ……。つか寒いし、眠い!
目を擦っていると頭にバスタオルが降ってきた。そして軽く頭を拭かれる。見上げると同じ様にタオルを被った雅人だった。
「坂城、濡れてるんだから寝ちゃだめだよ?風呂入って、髪乾かしてからね」
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