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無駄に長い廊下を歩き続けること数分、そろそろ食堂が見えてくる、という所で大声で俺達を呼ぶ奴が一名。チッ見付かったか……
「おーい!!アズサぁ~待てよーっ」
「ハッハッハ誰かな、こんな人通りの多い廊下で俺の名前を大声で叫ぶのはー?」
まあ、俺の知り合いであんだけ煩いのはただ一人、王道だ。何やら走ってこちらに向かって来る。
これがウザ系王道じゃなければ、なあ…。
とか1人心の中で呟いてみる。
更に王道は同室不良くんに爽やかボーイを引き連れてやって来る。うわぁ…、面倒なのが。
爽やかボーイはまあ、良い奴なんだが。
「おい、アズサ!食堂行くなら誘えよなー!俺達友達だろっ」
「はははは、ソーデスネー」
「おい、梓大丈夫かよ?具合でも悪いのか?」
王道に的外れな事で心配されてる俺。
原因はキミさ!
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