02.野性の王道が現れた!

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無駄に長い廊下を歩き続けること数分、そろそろ食堂が見えてくる、という所で大声で俺達を呼ぶ奴が一名。チッ見付かったか…… 「おーい!!アズサぁ~待てよーっ」 「ハッハッハ誰かな、こんな人通りの多い廊下で俺の名前を大声で叫ぶのはー?」 まあ、俺の知り合いであんだけ煩いのはただ一人、王道だ。何やら走ってこちらに向かって来る。 これがウザ系王道じゃなければ、なあ…。 とか1人心の中で呟いてみる。 更に王道は同室不良くんに爽やかボーイを引き連れてやって来る。うわぁ…、面倒なのが。 爽やかボーイはまあ、良い奴なんだが。 「おい、アズサ!食堂行くなら誘えよなー!俺達友達だろっ」 「はははは、ソーデスネー」 「おい、梓大丈夫かよ?具合でも悪いのか?」 王道に的外れな事で心配されてる俺。 原因はキミさ!
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