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放課後、裏庭。 裏庭はあまり人がこなくて、待ち合わせなら相手がすぐ見つかるはず。 でも、まったく誰も現れない。 …もしや、イタズラだったとか… あ。本当は私じゃない人宛ての紙ヒコーキだったとか… 色々考えていると、後ろから足音が聞こえた。 ばっと振り替える。 「あ、ゆい先輩。きてくれたんスね」 青い上履きにすこしツンツンした癖のある髪形にいいぐあいに着崩した制服。 そして…この整った顔。 「も!!もしかして1年2組の紀田翔馬!?」
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