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『あ゛ぁぁ!!』
「!」
─ほかからは見えにくい村の一角から叫び声が聞こえた─
(あそこか!!)
─鳴はすぐさま村の一角の方へ走り出した─
「おい!!大丈夫か!?」
─鳴が駆けつけ、一角を覗き込む─
「!」
─するとそこには…─
『!』
─獣に食われかけている村人が這い蹲っていた─
『た、たすけて…』
「……待ってろ」
カチャ…
シュー…
─鳴は頷き、後ろに提げていた刀をゆっくり抜いた─
ヒュッ!!
─鳴が刀を振り下ろした─
「……その脚、吐き出せ」
ダッ!!
─鳴が獣に向かって走り出した
高速で獣の近くまで行き、その勢いで下から刀を突き上げた─
「咲き乱れ、『花鳥風月』!!」
≪ヴギャアァァア!!≫
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