第三話・獣払い

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『あ゛ぁぁ!!』 「!」 ─ほかからは見えにくい村の一角から叫び声が聞こえた─ (あそこか!!) ─鳴はすぐさま村の一角の方へ走り出した─ 「おい!!大丈夫か!?」 ─鳴が駆けつけ、一角を覗き込む─ 「!」 ─するとそこには…─ 『!』 ─獣に食われかけている村人が這い蹲っていた─ 『た、たすけて…』 「……待ってろ」 カチャ… シュー… ─鳴は頷き、後ろに提げていた刀をゆっくり抜いた─ ヒュッ!! ─鳴が刀を振り下ろした─ 「……その脚、吐き出せ」 ダッ!! ─鳴が獣に向かって走り出した 高速で獣の近くまで行き、その勢いで下から刀を突き上げた─ 「咲き乱れ、『花鳥風月』!!」 ≪ヴギャアァァア!!≫ .
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