過ぎ去りし日々…

４

『ケンカもしたよ。 て、言うか彼女から何だかんだ言われるのが嫌で俺がすねただけなんだけどね』

あの日…。

『彼女から付きあい初めてたころからの夢を聞いた。生まれ変わったらあなたの子供を産んで育てたいと…。俺はその話を軽くながした。その後から彼女はふさぎ込むようにり…』

『俺にはなにも言わず…自殺した』

那央は泣いていた

直樹も胸にこみ上げるものがあって声を詰まらせながら

『彼女が、それだけ俺を好きでいてくれてる。言葉の意味の深さを分かってあげれなかった。彼女が死んで俺は、仕事をする意欲もなにもなくなってしまった。ただその現実から逃げたかった。』

『おじさんはダメ人間なんだよ。』

と話すのが精一杯だった