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ピンポーン
ガチャッ
「あ、りえちゃん。早かったね」
「すぐに出てきたからね!」
「ふふっ、そっか。じゃあ、上がって」
「お邪魔しま―す!
…あれ?ワンちゃんと妹ちゃんは?」
「さっき、散歩に行っちゃったよ~」
…まぢか!!
タイミング悪すぎるぞ、北原!!
まぁ、そんな1人ツッコミはおいといて…
「あきちゃ、なにする?」
あきちゃの部屋に来たけど、する事がない。
「んー、あのね今日呼んだのはちょっと言いたい事があって…」
「ん?なになに?りえ子に言ってごらん」
するとあきちゃは改まって、
「あのね、ずっとりえちゃんが好きだったの!!」
…え。
「ちょちょっ、ほんとに言ってるの?」
「うん。こんなこと冗談で言わないよ。」
「そーだよ…ね」
あきちゃが真剣に言ってくれたから、私も真剣に答えないといけない。
…あきちゃの事は好き。でも、それは恋愛感情なのかな?ただの友達としてなのかな?
「りえちゃん…」
「…えっ!!ちょっと待ってね」
「あのね、返事はすぐにじゃなくていいの。
今のりえちゃんは私の事を友達として好きだから。
だから、これから振り向かせるからね!!」
「あきちゃ…」
「じゃあ、遊ぼっか!!」
「…うん!」
こうして午前中はあきちゃと一緒に過ごした。
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