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そして、隊長達は他の隊員にも力を分け与えた。
それにより、人間軍は悪魔と対等に戦える力を手に入れた。
魔法が使えるようになった事で、数で勝っていた人間軍の方が圧倒的に優勢となった。
状況が不利になると、悪魔軍はすぐに撤退を始め、地球から去って行った。
人間軍の活躍により、地球は悪魔の手から守られたのだった。
この戦争時に発見された光り輝く玉を魔玉、それを使って戦った者達は魔玉師と呼ばれている。
但し、これは三百年も昔の話である。
だが、魔玉や魔玉師はまだ、現代の至る所に存在している。
そして、悪魔との戦いは決して終わった訳ではない。
奴らがまた、地球に飛来するかもしれない。
地球にまだ、奴らの生き残りがいるかもしれない。
陰から人間達を狙っているかもしれない。
絶対に油断をしてはいけない。
この話は決して、人事ではないのだから……。
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