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世界の最北にあるノータスト大陸。
大陸の三割は常に雪で覆われている。
その大陸の最北にある村、ユータキス。
村人が八十人足らずの小さな村で、雪が降らない日はない。
冬になると、高い所では十数メートルも雪が積もる。
村は海に面している為、漁業が盛んである。
村人は釣った魚を売り、寒さに強い野菜や果実を育てて生活をしている。
村には民家以外には特に何もなく、強いて言えば、村の中心に位置する小さな図書館、南から北に流れている小川、そして、村の南東にある小さな軍の支部ぐらいである。
その支部は本当に小さく、数人しか勤務していない。
後は畑や森が村の大半を占めている。
訪れる者など殆どいない極寒の地である。
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