約束

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『またね…か…』 優しいね幸村。てか、いつから名字で呼ぶようになったんだろ… 昔はあんに仲がよかったのに… ***** 『せーいち!あそぼ』 「フフ…いいよ。何して遊ぶ?」 『んとね…おままごと!』 「いいよ。じゃあ僕は何をすればいいの?」 『あのねーせーいちは…』 「うん」 『 』 「クスッ…それなら大人になったらさ…」 『ホントに?!約束だよ?』 「うん。約束」 「…さん……相沢さん!」 『うぇ?!はい!』 どあやらいつの間にか寝ていたらしい。 周りから笑い声が聞こえる。 「次からは気をつけなさい」 『はい。すいません…』 そして午前中の授業が終わり、あたしは屋上へと向かった。 『はぁ……』 懐かしい夢を見た。まだ 幸村を名前で呼んでて、 仲良く遊んでたあの頃を。 そしてあの時に交わした約束を… 「あれ?相沢?」 『え………』 振り返るとそこにいたのは 今一番会いたい人だった。
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