Danger girl

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俺はとりあえず走った。 クレスが居るらしい場所に向かって。 しかし、音をたどっても、なかなかクレスらしき人影は見つからない…。 確かに、この辺りだと思ったんだけどな、 その時… 「くっ……!!」 !! 聞こえた…。 クレスの声が…。 間違いない。 俺はまた走った。 そして…見つけた。 クレスと… 少しクレスより身長が高い明らかに怪しい男を…。 「かっけぇ…。」 俺は思わずそう言った。 その声がクレスには聞こえたらしく、俺の方をみた。 『何故いる!たわけ!』 クレスは口パクで俺にそういった。 そして相手の様子をみて、俺の方に一瞬で移動した。 「どうやら、王子様がお出ましのようですね、クレス…、」 相手の男はそう言った。 「貴様に何の関係がある?クロウ、」 クレスは冷たく言った。 それを聞いた、クロウは、 「何の関係って…、関係なかったら僕はこんな事しないよ、」 と言って、クレスに攻撃をした。 俺はクレスをみる。 クレスの着ている服はもう既にボロボロだった。 やっぱり敵の方が強いのか…、 俺は隠しもっていた短剣を出した。
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