Danger girl

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家に着くと、ヤツはクレスを机の上に置いた。 そして、服を切りだした。 俺は驚いて目を閉じた。 だって…一応、女の子だぜ? 「…ふむ、データはやられてない…、しかし、やはり人間の体重からかけ離れているようだな…。」 ヤツはサラリと関係無いことを言った。 「感覚神経…異常なし、単にショートしただけのようだ。 よし、刄夜斗、お前が持ち上げられる程度に減量してやろう、何kgがいい?」 「あの、元々は何kgなんですか?」 「100kg近くあるな、」 「じゃあ、アンタなんで持ち上げられたんだ、」 「それは、これのお陰さ、」 そういってリングを見せた。 「結婚指輪か?」 「違う、確かに左の薬指だが、私の住む世界ではこの位置に、このリングをすると、出せる力量が全く違う物となるのだ。」 「なんか秘められてるようだな?」 「魔力さ、このリングは王族関係の人間にしか与えられない、貴重なリングさ。」 まさか… と、刄夜斗は思い、母親の元へ向かった。
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