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「クロウ?今日、クレスが戦ったあの怪しい男の事か?
アイツって一体何者なんだよ?」
「クロウは…、私が作った傑作の一人さ。元々はクレスと共に君の護衛にするつもりだった、しかし、ある時…、
ヤツは盗まれた。敵にね、」
「私達、機械にも感情がある、だから、ヤツは愛想をつかして、出て行ったのかもしれない。」
「クレスとヤツの違いは、性別、そして、ヤツには恋愛感情という情がある事だ。
それが有るから、ヤツは人間の感情を全て読み取る事が出来る。
しかし、クレスは、恋愛に関する情だけ、読み取る事は出来ない。
借りに、クレスが誰かを好きになっても、その情に気付く事はない。
気付いた時、クレスは確実に死に至るだろうね。」
「じゃあ、クレスは…恋愛は出来ないのか?」
「ああ、クレスの妙なスキンシップも、恋愛感情が無いからこそ、出来る物なのだ。」
その時、クレスは悲しそうな顔をして、
「私、見回り行ってくる、」
と、窓から出て行った。
「オイ!クレス!」
「刄夜斗君、君には伝えたい事がある。
クロウには恋愛感情と言う情がある事は言ったね?」
「あ、ハイ。」
「彼には好きな女の子が居るようなんだ。」
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