Danger girl

10/11
前へ
/63ページ
次へ
「恋愛感情って…なにさ、」 私は一人、夜空を見上げながら、ぽつりとほざいてみた。 「クレス。」 と、後ろから、誰かが私を呼んだ。 「…!クロウ…。」 私は戦闘体制に入る。 「今は…戦うつもりは無い。ただ、お前を見かけたから来ただけだ。」 敵意を感じない…。 なので、武器を下げた。 「近づいても…いいか?」 「敵意がないから、良いよ。そして、聞きたい事がある。何故敵になった。」 「…さー、なんでだろうねぇ、」 「言いたくないのか?」 「言えないのさ、」 「そうか…。頼みがある、私からの頼みだ。」 「なんだ?」 「私と共に、戦ってはくれないだろうか?あの時の様に…。」 「…悪い、それは出来ない。俺は…お前を壊したくは無い…から。じゃあな…。」 「クロウ!…またいつか、会えるか?」 「ああ、次に会う時は…敵かも知れないが…な、」 知っている、 クレスは、俺を ただの友人としか 見てない事くらい、
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加