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その頃、刄夜斗とレイは…。
「想いを伝えたら、クレスは壊れる?」
「クレスには少なからず、自分の奥底に秘めている想いと言うものがある。
その想いの存在に、クレスは気付かないのだ。
そして、その想いの相手は、クロウ…なのだ。
クロウもまた、クレスの事を想っている。
そこで、クロウがクレスに想いを伝えたら、クレスは自らをショートさせ、記憶を消してしまうだろう。」
「記憶…つまり、データを削除してしまうのか、」
「クロウはどうしてもそれを避けるために、敵になったのだと思う。
私もそろそろ、クレスに恋愛感情のデータを着けて見るとするか…、
しかし、恋愛感情を着けると、クレスがいきなり思春期になる。すると私が『親父の馬鹿!』なんて言われたりすると…悲しいねぇ、」
「まさかアンタ、それが嫌でクレスにデータを入れ無かったんじゃ…」
「そんなことはない!!私はクレスが恋愛ごときに左右されない真の強い子になって欲しかったんだ!」
「それもどこまで本当なのか…ねぇ、」
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