14人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日、学校にて、
「異界さん!貴女昨日大丈夫だったの?」
「あー、驚かせてごめん、私、あのくらいの高さから落ちても死なないから。」
と、にこやかに答えた。
「ヒカリちゃん…だっけ?君、」
クレスはヒカリに話しかけた。
「え?あ、はい。」
「昨日はアンタの大事な彼氏に変な事してごめん、私、全然知らなくて…、」
「ああ…良いのよ、私もごめんなさいね。少し嫉妬深いみたいで…、」
「これから、よろしくな。」
「ええ、」
その時、先生が来た。
「みんなー座って座って!今日も転校生が来たのよ~!さ、入って入って!」
「はい。」
見覚えのある面だった。
「転校生の雨音紅稜(あまねくろう)です。」
「クロウ!なんで貴様まで…!」
俺は思わず立ち上がる。
「はじめまして。どちらさんかな?」
するとクレスは
「クロウ…、」
と、小さいな声で言った。
「やぁ、クレス、元気だった?
先生、俺、この子の隣に座りたいんだけど…、駄目ですか?」
「そうね、仲が良さそうだし…いいかな。
刄夜斗君、悪いけど、一番後ろの空いてる席に移って貰えるかな?」
「へーいへーい、」
俺は渋々席を譲った。
最初のコメントを投稿しよう!