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私はたった一つの言葉で壊れてしまう、ただの欠陥品でしかなかった…。
レイは最高傑作とか言うけど、実は全然そんな事はない…。
なんでもないと思っていた人間が『好きだ』とか言っただけで、私は散った。
クロウ…。
私はアンタが分からないよ…。
†††††
その頃、作業の邪魔になるからと、クロウと刄夜斗は外に追い出されていた。
「しかし…なぁ、」
刄夜斗は言う、
それに対してクロウは、
「どうした、」
「クレスが来てからと言うもの、俺の周りの展開が早すぎて、参っちゃうよ~、」
「まぁ…クレスは一週間分の展開を一度に持って来るようなヤツだからな、」
「言えてる、やっぱりお前は…その…好きなのか?」
「…大好きだよ、バカバカしいくらいね、
出会ったのは今から15年位前かな?アイツは俺より後に作られた機械さ、
何も知らない無の状態から、俺がアイツに色々教えてた。
けど、愛とか、恋とか…、そういう関係の言葉を、クレスは受け付け無かった。
後に調べたら、恋愛感情は、元々入っていないと…言われたね、
アイツは、女なのに、恋愛も出来ない寂しい女なのさ…」
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