中学との別れ

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「先生…」 なんで一番恥ずかしいとこ見てんだよ! やべぇ…穴があったらはいりてぇ… 自分の今日一番の恥ずかしい姿を見られた俺は、無性に穴に入りたい気分に駆られた。 それゆえに、声をかけてくれた我が担任に目も合わせられない。 代わりに俺と目が合ったのはマンホール… うん。さすがに穴とは言ったけどアレはないな。 いや、今日日コンクリートじゃない地面なんか少ないんじゃねぇか? ならアレでも……… 「なに見てんだ?」 「いっ!? いや!別に!特に見てなかったです!はい!」 バカな想像をしてる最中に話しかけてくるもんだから、焦りすぎて変な言い方しちまった…。 内心ちょっと落ち込みながら今度は先生に向き直る。 「で…? 何か用ですか?」 完全に気持ちがブルーになった俺は、沈んだ目のまま先生に問いかける。 「俺のクラスの中でお前は問題児だったからな…」 問題児? 俺より白木とかにその台詞は使えよ! 自分が問題児とかゆう嫌なレッテルを貼られ軽く憤慨しながら次の言葉を待つ。 「今俺は問題児じゃないって思ったろ?」 「ッ!」 「お前は分かりやす過ぎる 自分がイライラするとすぐ目つきが変わるからなぁ…」 苦笑い混じりに俺の目を指差す先生。
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