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俺の中に怒りの感情が沸き立つ。
こんな奴らだから俺はお前らと一緒に居たくないんだ。
お前達と居たら俺まで腐っちまう。
俺はそんなことを考えながら自然と言われ放題の2人の元に近づいて口を開いた。
「そろそろ止めにしたら?授業だって始まるだろうし」
俺が口を開くと、それに反応した1人の男が前に出てきた。
長身のモデル体型、顔もイケメン、要するにクラスの顔っていうくらい発言権を持った男
“白木 竜也”だ
「またお前か…てゆうかお前居たのか?
コイツ等と違って打たれ弱い正義のヒーロー君
不登校は楽しかったか?」
嫌な笑みを顔に貼り付け俺に言ってくる。
周りの取り巻き達も俺を見ながらクスクス笑い始めた。
胸くそ悪い…
俺が右手を握り締め始めた時予鈴が鳴った。
白木達は俺にワザとぶつかりながら自分の席へ戻っていく。
言われ続けた2人も俺に目も合わせずにその場を去る。
俺はだいぶイライラしてはいたが、とりあえず一番後ろの自分の席に座り顔を伏せた。
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