新しい命

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僕は…何て言ったらいいのか…嬉しすぎて、言葉が出なかった。 「美佐に…感謝しなきゃね…。本当に、直美の言う通りだ。僕は、直美とお腹の子を路頭に迷わすところだったんだね」 また僕は涙が溢れてきていた…。 美佐…有難う。僕に『こっちには来れない』って伝えてくれて…。 あの時僕は美佐しか見えてなかった…。 美佐はちゃんと直美のことも見ててくれたんだね…。 「直美…赤ちゃんいて…無理して僕に付き添っててくれたんだね。でも、もう直美1人の身体じゃないんだから、これからは無理しないで!」 「無理なんてしてないよ。ただ、今はカズくんの側にいる方が落ち着くの私は……だから大丈夫。」
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