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「どうせ初めてでもないんだろ？
その可愛い顔で何人の男を
泣かしてきた？」
ソイツはアタシの上に覆い被さるように股がり暴言を吐いた｡
紺色の学ランを脱ぎ左手で床に投げ捨てながら右手はアタシの制服のエンジ色のリボンをほどく。
そして慣れた手つきでアタシのブラウスのボタンをはずそうとする。
起き上がろうとしても強い力で押し付けられて動けない。
…顔が近づいてくる。
一瞬、彼の力が緩んだスキにアタシは思いっきり彼の頬をひっぱたく。
「…最低っ！」
そう投げ捨てるように怒鳴って逃げ出した｡
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