母と子のサッカー奮闘記

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1.サッカーに目覚める 息子がサッカー好きになったのは、アニメ『イナズマイレブン』の影響。 息子は母に『サッカー習いたい』と言い出した。 頭によぎったのは、小学生から入れる地元サッカー少年団。同時、息子は、まだ5歳になりたての年中だった。後一年半の辛抱かなと思い息子の思いを軽く受け止めた。 しかし、息子は毎日のように『サッカー習いたい』と母に訴えかけた。 サッカーを習らわせるということは私の頭になかったが、自ら習いたいと言うから試しに携帯サイトでサッカークラブを探した。 すると、年中からでも受け入れてくれるサッカースクールを発見した。後日、試しにスクールに電話をした。すると快く受け入れてくれて、さっそく体験を申し込んだ。 息子にそれを話すと大喜び。やる気満々だった。 サッカースクール体験当日を迎えた。 沢山の園児たちがコートを走り回ってボールを蹴っている。それを見た私は、果たして息子にはできるのか…と不安だった。だがコーチたちが、『いくぞ!』と声を掛けてくれて、コーチと一緒にコートの中へ。ボールを渡されると、さっそくボールを蹴る息子。少し恥ずかしそうだった。 時間になりサッカースクール開始。 体操はリズミカルかな独特な体操。せなも見よう見真似で体操していた。それを見た私は頑張っている息子の姿に正直見とれてしまった(笑) プチ試合では、味方敵は分からず必死にボールにくらいつく姿。自分のゴールは分からず反対側を責める始末…。大丈夫かな…と不安でいっぱいの母だった。 一時間のスクールはあっという間に終わり、息子が私の元へ戻ってきた。 『楽しかった?』と聞くと即答で『うん』と返してくれた。 『サッカー習いたい?』と聞くと『習う』とやる気満々だった。そして年中の息子はサッカースクールに入会した。息子のサッカー人生が始まった。
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