この気持ちは…?

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亮side 内「亮ちゃん!!」 ふとみあげると、息をきらしつつ走ってくる内がいた。 いつもあいつはのろのろしとんねん。 パッと見は信じられへんほどシュッとした男前やのに…なんでやろ。中身はどーも抜けてんねん… まーそういうとこがほっとけへん…可愛い弟みたいなもんなんやけどな。 「何?亮ちゃんジロジロみて…あ、もしかしてなんか俺ついてる?」 「ちゃうわ」 ほくそ笑みながら俺がまたスタスタ進むと、また内は焦って走ってくる。 犬みたいやな~ほんま(笑) 昼はいつも内と2人で食堂にきている。 内とは一個俺が先輩。 中等部時代の後半から寮部屋が一緒やったことから、高等部にはいった今もずっと一緒におる。 なんや、楽やねんな…こいつとおるのが。 そんなこんなしてる間に食堂や… 内「どうしよ~ねぇ亮ちゃんどっちがええかな!?」 亮「お前また迷っとんのか?」 内「えーだってどっちも食べたいし…どっちがええ??」 亮「カレーと天丼ならカレーやろ!」 内「それ亮ちゃんが食べたいだけでしょ」 亮「お前が聞いたから答えただけやん」 そんないつもの会話をしているときやった。 後ろから俺と内を呼ぶ声が聞こえた。 「亮っ内!」 村上くんと横山くんや。 でも… 内「あれ!村上くんら珍しくないですか?食堂きてはるの…」 そう… 亮「…すばるくんは?」 村「ははっあいつがおらんから食堂きてん」 横「すばるおったらこんな人多いとここられへんもんな~はははっ」 亮「え?何、すばるくんなんかあったん???」 俺が焦ったんがわかったのか、2人は笑っていた。 横「はははっ心配とかいらんで!?」 村「そ、ただの居残りやから!!(笑)」 亮内「え!居残りって…汗」 村「あいつアホやからさーまた今回の試験全部赤やねん。どうやったらあんなんとれんねやろな」 ぎゃははと2人は笑ながらスタスタ歩いていった。
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