冒険の扉

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萩城址を出て約1時間程経った頃 ォレ逹の前方に小高い山が姿を現せていた。 『……んで??あの山が何だって??』 ォレはもう一度愛梨に聞いてみた。 『ん~……だから…毛利のナンチャラかんちゃらのさぁ……』 愛梨はかなり面倒くさそうに答えた。 『……だからぁ…そのナンチャラかんちゃらってなんだょ』 ォレもついイライラが顔に出てきた。 『わかんないわょっっ。ネットでたまたま見付けただけなんだから』 その後…暫くは誰も口を開かなかった。 気まずさと…イライラと…疲労が支配する時間。 ォレ逹4人は…口数も少なく山道を進んでいく。 なるほど愛梨の言う通り、昼間でも薄暗い感じがした。
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