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「今のところ、私しか許されてない。現段階の他のアンドロイドは強制シャットダウンになってしまうから」
そう言ったのっちは無表情だったけど、なぜか私は彼女から寂しさを感じた。
「人間は体力の続く限りダンスをすることが可能だってマニュアルに書いてあった」
何のマニュアルよって聞いてもきっと訳がわからんじゃろうからやめといた。
「ダンス好きよ、楽しいもん。そういえば、ちっちゃい頃お父さんやお母さんの前でよく踊っとったわ~」
私のダンスで、お父さんやお母さんが喜んでくれるのがとっても嬉しかった。
だから好きなんかな。
「かしゆかはダンスしたことあるん?」
ずっと黙っとったかしゆかに目を向ける。
かしゆかは困ったように笑って、小さく首を横に振った。
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