学校

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「そうだ、あれは安全それ以外の何者でもない」 「あ、えと・・」 科学者達の威圧的な言葉に押され気味になる新米・・・ 「で、あれは一体どういうものなんでしょう?」 「さあ」 「は!?・・・さ、さあ?」 おかしい・・・この科学者達、さっきから矛盾だらけだ。 何か言いようのない不快感がある。 俺の普通センサーが何かを訴えている・・ような気がする。 「うるさい!黙らんか」 科学者達の中で、もっさりと髭を蓄えた男が怒鳴り散らした。 それも、苛ついている怒り方ではなく何か焦っているような。 「ひいっ」 新米は逃げるようにその科学者達のところから画面近く・・・カメラマンの位置に戻ってきた。 情けない奴だ。 俺がリポーターだったら、もっとしつこく聞いていったのに。 場面が変わって、天気予報になったので俺はテレビを切って学校へ行くためにきがえることにした。
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