双子

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  「何よこの話し」 「私たちの人生をぎゅっとまとめたものだよ」 「確かにまとまってるかもしれないけど、誰が信じるんだい?」  朝音は荒々しい口調になっていた。 「別に信じてもらう必要はないでしょ。人間(えさ)さえ手に入れば。  昼音の瞳が真っ赤に染まった。  今日もまた神隠しと言う名の食事が行われていくのだった。
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