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「そ、そうですか……何だかよく解りませんが、貴方の御役に立てたのなら良かったですわ」
「それから、その強盗の首謀者について何か解って、俺に何か出来る事があったら、いつでも俺に言ってくれよ。少しだけど、力になれると思うからさ」
「解りましたわ。覚えておきます」
「そっか、それは良かった。それじゃあ、俺はもう生徒会室に行かないといけないから」
「ええ、それではまたの機会に」
「ああ、それじゃあな、西園寺さん」
翔太と楓――二人は互いに手を振り合って笑みを交わす。
それから、二人は互いに別の方向へと歩みを開始するのだった。
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