1章 はじまり

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「明日の休み、何か用事ある?」 ――ん? 特にないけど? 「買い物行こうよ」 ――いいけど、何か欲しいものがあるの? 「せっかくだからさ、お揃いのカップとか欲しいじゃん」 ――ああ、いいねぇ。それ。 「じゃあ、決まりね。お昼は外で食べていこっか」 ――オッケー。何食べたい気分? 「明日にならないと気分はわからないなー」 ――じゃあ、その時の気分次第ってことで。 「やったね。お出かけきまったなー♪」 ――お昼の事考えたらお腹空いてきたよ。 「晩ごはんまで、まだだいぶ時間あるよ」 ――よし、こんなときのために用意しておいた……。 「おやつは太るから、だめー」 ――ええー!
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