1章 はじまり

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「オセロはわかったから、次は将棋でリベンジ!」 ――ふふふ、四間飛車マサの異名を持つ僕に将棋で挑むなんて……。 「そんな異名、知らないもん」 …… …… ――はい、王手。ちなみに詰み、ね。 「えーん、やっぱり負けたー!」 ……仕方ないよ。動かし方いちいち確認しながらの腕で勝てるわけないよ。 「こうなったら……将人は飛車と角なしで勝負だー!」 ――いいけど、それでも多分勝てるよ? 「むう、それなら、王もなしで!」 ――またかよ!
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