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ある日キャプ男は思った。このままでは勝てない、このままではまた一回戦敗退で俺の高校最後の選手権を終えてしまう。
こう思い始めてキャプ男は決心した。この部活を、強い部に生まれ変わらそうと。
そう思った次の日、勢いよく部室の扉をキャプ男は開けた。
開けた瞬間に何かキャプ男は思いついたんだと、部員も気づいた。そしてあえてそれには触れなかった。なぜならキャプ男が何か思いついた時はろくなことがないと、他の部員は経験で分かっていたから。
キャプ男もその空気に気づき、それでも少し声をつまらせながらこう言った。
唐突だが、この部を強くしたい。みんな協力してくれ!
みんなにその気はなかった、だから何も言わずにみんな黙り込み、丁度部室入ってきてその話を聞いた顧問もその一連の流れをやっぱりな言わんばかりに頭を上下に大きく動かしていた。
ちゃんちゃん
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