出会い

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トントン 「お~い、奏司~、早く起きて飯食えよ」 部屋の扉のむこうから爽やかな声が聞こえる。 声の主は俺の兄貴の高城優司(ゆうし)だ。俺は昔から優兄と呼んでいる。 優兄は今は中学校の先生をしている。今年で23歳だ。 「今着替えてるからすぐ降りるよ」 そう言って着替えを済まし、鞄を持って一階にあるリビングへと降りていく。
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