10人が本棚に入れています
本棚に追加
「濡れるだろ」
そう言って渡された黒い傘は
僕には何故か桃色に見えて、
いつも同じ日々を過ごしてた
僕に違う感覚がやってきた。
いつもクールなのか
クールぶってるのかわからない
キミと喋るのは初めてで、
自分で言うのも変だけど
威勢のいい僕が
吹っ飛ばされた気がした。
今こうキミと向かい会ってても
キミは傘を僕に向けたままで
キミはずぶ濡れ。
傘をグッと押されて
キミは走って行った。
「一緒に入ろ?」
何ていったら不機嫌な顔されて。
未だにそれが
僕の心をかき乱すんだ。
最初のコメントを投稿しよう!