杏雫の気持ち

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「お待たせ~♪」 「お、おぅ!」 しばらくすると、準備を終えた杏雫が家に来た。 真奈のアドバイスの意味は、簡単に言うと、たまにのお触りは許されるどころか喜ばれるって意味らしい。 部屋とかでならともかく、外ではまずいだろって話をしたんだが、真奈が言うには、結構そういう人がいるから大丈夫♪らしい。 ホントなんだろうか?ホントなら少しくらい……とも思ったんだが…… 「勇也とデートかぁ~。楽しみだなぁ♪」 「ゴクリ……」 今日の杏雫は、いつもの部屋着の時の印象とはだいぶ違うふわっとした印象の服装で、唾を飲んでしまうほどかわいい。 いくら彼女だとしても、こんなに可愛い女の子にそんな事をする気分にはならない。 「ねぇ、早くいこ?」 「お、おぅ!」 「あたし、行きたいとこいっぱいあるんだよね♪勇也と……。付き合ってくれる?」 「お、おぅ!」 どこに行くか詳しく話してくれたわけじゃなったが、杏雫が行きたいとこなら断るつもりはない。 ……つか、俺さっきからおぅしか言ってなくねぇか?
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