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~勇也side~
杏雫と教室に戻った直後、タイミングよく担任の先生が入ってきた。
グラマラスなお姉さんって感じの先生だ。
「見とれてんじゃないわよ。」
「見とれてねぇよ。」
「ふんっ!」
なんか、今日は杏雫の機嫌よくねぇなぁ。
もしかして……
「なぁ、もしかして今日女の子の日か?」
『!』
俺がこう言ったとたん、クラスの連中が固まった。
どったの?
「何言ってんのよ!むしろ今日は安全日よ!家に帰ったら何回でもしてあげるわよ!」
「マジ!?」
「マジ!5回でも10回でもしてあげるわよ!」
「じゃあ20回くらい!」
「いいわよ!ちゃんと受け止めてあげるんだから!」
『……』
しばらくして、俺と杏雫はクラスメイトの無の視線を感じた。
冷静に考えると、相当ヤバい会話だったような……
「「すみませんでした!」」
杏雫も全く同じ事を思ったらしく、俺と杏雫は、完璧に同じタイミングで頭を下げた……
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